中小企業家同友会呉通信 水龍 on the 食卓

中小企業家同友会呉通信 水龍 on the 食卓

掲載文のご紹介

今月のお店紹介は、明治三年創業、日本酒「水龍」で有名な、中野光次郎本店こと四代目中野光次郎さんの酒蔵です。
取材の際、記事には書ききれないほど、ディープな日本酒話を伺うことができました。

○モットーは?

「完成度の高いブサイクさ」です。
お酒は作り手の個性や人格が表れるべきものだと思っています。ですから、ラベル一つとっても、単なる派手さでない個性、直線よりも曲線、を意識しています。ラベル貼りについても、手作業にこだわっています。

○「中野光次郎本店」という酒蔵の特徴は?

家族経営の「小さな酒蔵」であるといぅことです。
薄利多売でないからこそできるオリジナルでオンリーワンな商品を作り、付加価値を高めています。大和ミュージアムでしか購入できない飲み比ベセットなども開発しました。
運営や設備も、「小さな酒蔵」でなければ難しい合理化・進化をすすめてきました。

○「水龍」という酒の特徴は?

吉浦には、呉の昔ながらの水脈が生きています。実はこの水、「超」が付くほどの軟水なのです。腐りにくいため、戦時、軍艦が遠征に持って行く水として重宝されたとか。この「超」軟水を使ってできる甘いお酒。それが水龍の特徴です。当店の敷地には六本の井戸があり、そこからこの「超」軟水を採ってお酒にしています。

○目指す日本酒のあり方は?

その土地の日本酒は、その土地の食ぺ物によく合うようにできています。これは感情論ではなく、水の性質、気候、食文化から理論的に説明できる結論です。ですから、「全国一位に輝くような酒」は目指していません。呉という地域の普段の生活で食卓に置かれる酒。そういう日本酒を目指して、食卓の上に置きやすい、小瓶サイズの商品にも力を入れています。

○これからの季節、おすすめの日本酒の飲み方は?

貯蔵タンクから直詰めした、濃厚・芳醇な原酒をオンザロックでいかがでしょぅか。水龍の原酒を「ひや」といぅ名前で販売しています。ぜひどうぞ!