梅が実る時季にわたって生ずる雨期だから、梅雨なんだそうです。

水商売というくらいですから、水との関わりも強い酒蔵ですが。

酒造期が終わって、この時期になりますと酒蔵の仕事に雨が要らなくなるものですから、どうも疎ましく感じていけません。

配達作業への支障というのもありますが、実は酒蔵は案外と紙物が多く関わっていることがあります。

まず お酒のラベルなんかは、湿度が高いと へにょへにょに波打ったり、紙質が水分を含んで膨張してビンとラベルの隙間が開いてパカパカになったり・・・。

これを広島弁では「ひわる」と言います。真っ直ぐな物が曲がったり反り返ったりすることですが、漢字もあるのかなぁ。

また、今時期ですと 御中元のセット。

箱等は、紙製です。

水分を含むと強度が弱まり、ぐにゃぐにゃしたり、滑りが悪くなって酒瓶が入りにくくなったり。

箱の上に 水が一滴落ちただけで、その部分はケロイド状に膨らんでしまいます。こうなると、商品にはなりません。

一生懸命作ったものが、一瞬でダメになってしまうのは大変に辛いものです。

 

この時期、小さな酒蔵は、意外と雨と戦っているのです。

そんな、頑張りの中で生まれています今年のお中元セットは、ご予算に応じて様々作っております。

昨年まで二年間ほど「龍騒~りゅうぞめき~」として、龍で統一したラベルのセットを推しておりました。

今年は、「地酒らしさ」をテーマに、お酒の飲みやすさ、愉しみやすさ、地酒らしさを大きく打ち出したセットをお薦めしております。

小瓶一本から、ご要望でお作りしますので、夏の贈り物には、是非 お声を掛けてくださいませ。

 

蔵主敬白